ワセリン除去
多方面で男性泌尿器を大きくする方法として、陰茎部にワセリンやプラスチックなどを入れる方法があります。これは非常に危険なもので、美容外科ではまず行われません。このような異物を陰茎部から取り除くことを「ワセリン摘出術」というのです。
美容外科で陰茎増大を行う場合には、脂肪を注入したり、シリコンボールを挿入する方法が一般的です。
今回私が施術を行ったケースは、陰茎部にワセリンを 入れたということなのですが、最大の問題は複数の場所に注入されており、入れた場所が特定できない点でした。注入されたワセリンは石灰化して石のように硬 くなっており、それらのうちあるものは皮膚を菲薄化させて白く浮き出ており、あるものは筋膜の内側にある白膜に癒着しているという状態だったのです。陰茎の直径はなんと55mmもありました。

ワセリン摘出で重要なのは、まずどこに異物が入っているのか、綿密な術前検査を行うことです。今回のケースでは本人の記憶が曖昧なた め、美容外科の常識で判断することはできません。そこでまずCTスキャンによって、異物の場所を特定することにしました。その結果が下の写真です。(※

この写真で異物の場所を割り出した上で、施術を行います。最初から場所がわかっているので、ピンポイントで異物を取り除くことができます。下の写真は施術の様子です。一部白いゼリー状のものがワセリンです。

施術後の陰茎の直径は35mmにまで縮小しています。かなり大がかりな施術になりましたが、無事すべての異物を取り除くことができました。

施術料金
手術方法 | 費用 |
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ワセリン除去 | 100万円〜 ※状態による |