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2019.10.20

講習会を行いました!~ビューティークリニックコダマ様(宮崎市)~

 快晴の令和元年10月4日(金)、宮崎市のエステティックサロン「ビューティークリニックコダマ」様で講習会を行いました。
「ビューティークリニックコダマ」様は、宮崎と鹿児島で12店舗のエステティックサロンを展開する創業39年の老舗です。今年は5年ぶり、2回目の講習会になります。
「患者さまの満足、安心・安全のために私の知識や技術を広めること」
以前から私のその思いをご存じで講習のご依頼をいただいてはいたのですが、なかなか時間を取ることができず、久しぶりの「ビューティークリニックコダマ」宮崎本店での講習会開催になりました。
 参加者は、20代から30代前半の若き勉強熱心な女性エステティシャン17名で、講習会のテーマは、2つ。「肌の老化」と「肩こりは瞼にあり」です。

ビューティクリニックコダマ宮崎本店

 まず、「肌の老化」のメカニズムについて説明しました。
 皮膚はいちばん表側が表皮、その下に真皮、さらにその下に脂肪組織があります。表皮は加齢とともにシミができ、毛穴が開いてきますが、真皮も歳と共にどんどんたるんでいきます。
 そのシミ、シワやたるみの1番の原因は紫外線。
太陽光の中の紫外線(UV)で直接私たちに届くものは、A波(UVA)とB波(UVB)があり、肌に及ぼす影響が違います。A波は肌の深いところ(真皮)まで届き色素沈着(シミ)を起こし、コラーゲンなど細胞を破壊してシワやたるみを作ります。B波は肌の表の部分(表皮)まで届き炎症を起こします(日焼け)。
 表皮は28日周期で生まれ変わる(ターンオーバー)ため、肌により深いダメージを与えるのはA波。これを『光老化』といいます。
 真皮の中には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸があります。コラーゲンとエラスチンは、ネット構造になっており、このネット構造を支えているのがヒアルロン酸です。
 真皮が乾いていくと構造が崩れ老化につながります。その「お肌の潤い」は、ヒアルロン酸の量によります。ヒアルロン酸が少ない方は乾燥しやすくなりますが、ヒアルロン酸を十分に補うことができ、さらに『光老化』に気を付けていれば、いつまでもみずみずしいお肌を保つことが出来るのです。
 その説明を行った上で、エステティシャンとしてお客様にさらにアドバイスを行うのであれば、「肌の老化」を防ぐための紫外線対策は、夏も冬も同じだということ。また肌のハリのもとであるヒアルロン酸が減少する更年期の女性だけでなく10、20代でも常に日焼け止めを使い、直接日光に当たらないよう気をつけることだと伝えました。
特に冬の紫外線対策を怠ると、乾燥からの小ジワが肌のたるみにまでおよぶのです。

ホワイトボードにコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を図に表して説明

 続いて、もう1つのテーマのために少しマジックをお見せしました(笑)。
私は参加者の顔を見ただけで、ひどい肩こりのある方を当てられたのです。これには参加された方々が大変驚いていましたが、理由は簡単です。
「眼瞼下垂(がんけんかすい)という症状をご存じですか?見た目には、上まぶたが重く垂れ下がった状態で、多くの日本人の目に当てはまると言われています。それがなぜ肩や腰に影響があるのでしょう?
 眼瞼下垂は、上まぶたを挙げる筋肉である眼瞼挙筋(がんけんきょきん)が弱くなることで起こる症状です。視界を広げるために眉を動かしてまぶたを上げる、眉を挙げるには額の筋肉(前頭筋)を収縮させるためシワができます。すると頭の後ろの筋肉(後頭筋)も同時に収縮し、硬直するため頭痛の症状が現われてきます。
 すると後頭部から首の筋肉、そして肩の筋肉へと硬直が起こり、肩こりが生じます。慢性の肩こりを和らげるため楽な姿勢をとり猫背に。その姿勢を続けていくと腰に負担がかかるので、腰痛、ひどい場合は腰部椎間板ヘルニアへと悪化していきます。
 眼瞼下垂は、加齢による筋力の低下で起こる場合もありますが、若い人でも症状が見られます。その治療には手術が必要。二重まぶたの手術と同じなので美容外科では一般的で現在も切開法や埋没式が取り入れられていますが、術後の腫れを少しでも解消しようと、私が始めたのが眼瞼挙筋短縮術(ミュラー筋タッキング法)です。
 伸びきった眼瞼挙筋を切らずに折り畳んで瞼板(軟骨)に固定して、筋肉を短縮するというやり方で、従来の施術のような腫れが起こりにくくなりました。当初、施術を受けた患者様から「肩こり・偏頭痛がなくなった」と聞きました。そこで改めて考えてみると、視界を広げるために眉を挙げずに済むと後頭筋に負担がかかりません。それで肩こりや頭痛・腰痛が解消されるのだと気づきました。
 体の部位は影響しあっています。以前は眼瞼下垂が肩凝りや椎間板ヘルニアの原因だとは考えられていませんでしたが、実はいろいろな体の不調を招くのです。腫れを抑えるという、患者様の負担を軽減しようと取り組んだ術法から、肩こり、頭痛、腰痛の改善へとつながった嬉しい症例でした。

眼瞼下垂を判断する簡単な実験

簡単に今回の出張講習会の内容をご紹介しましたが、1時間ほどの講習会を若いエステティシャンの皆さんがとても真剣に耳をかたむけ、そして熱心にペンを走らせていた姿は、とても感動的な光景でした。私も「やってよかった!」と思え幸せな気持ちになりました。
 今後も、このような取り組みを通じて国内外のドクターや、スタッフ、美容医療に関わる全ての人たちのレベル向上に力を注いでいきたいと思っています。

講習会の途中、偶然に面白い画像が撮れました!

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